Quality Life * Wood Lures *

■Plate Runner(プレートランナー)

クラウドファンディング型リリースの詳細と限定カラーについてはこちら

 

↓ レギュラーカラー↓

COLOR : KAWAZU
COLOR : KAWAZU

■SIZE 約10cm

■WEIGHT 24g ±

■PRICE

¥8,200+tax(¥9,020)

レッドヘッド、ブラック、ニジマス、スズメ

¥8,700+tax(¥9,570)

スモール、カワズ、ブルーギル

※カラーは写真の写り具合により実物と多少異なる場合がございます。

1.スモールマウス

2.カワズ

3.レッドヘッド

4.ブラックアマゴ

5.ニジマス

6.ブルーギル

7.スズメ

スピード感のある直線的なアクションが持ち味です。
狙ったのは、ブレードの振動をあえてボディに伝えないリーリング中のビジュアルと、ロッド操作やリーリングスピードの変化でブレードが水面に飛び出しピシャっとなるバイト誘発アクションです。フィッシュイーターを刺激するアクションを意図的に作り出すことが出来き、直線的なアクションの中にも操作感がある面白いプラグに仕上がりました。
このアクションを出す為のL型オリジナルプレートパーツとブレードにより、副産物的に生まれたブレーキの効いた独特のポッパー的アクションや首ふりアクションを組み合わせて誘うのも有効です。

広範囲を効率良く探りたい時や、スローなアクションでは見切られてしまう時などにも活躍してくれるはずです。
ルアーのパワーなのか、単にブレードへのリアクションなのか、激しいバイトが多いのもこのルアーの面白いところです。

 

2021.5リリース

 

 

製作裏話

プレートランナー製作のはじまりは、2019年に人生初めて行った琵琶湖での釣行からでした。こんなルアーがあれば目の前でマグロのようにボイルするバスに口を使わせることが出来たんじゃないかという想いからでした。そう、このとき目の前でボイルするデカバスに手持ちのルアー・技術では口を使わせることが出来ず、非常に悔しい思いをしました。

 釣行は9月、初の琵琶湖ということでYou Tube等で下調べをして向かったのですが、水がクリアアップしていてルアーを見切ってしまう状況のようでした。

この状況で一番に思い浮かべたのがペンシルベイトでした。高速で使用するいわゆるパニックアクションで見切られないようなアクションでなら口を使わせることが出来るのではないかと想像してました。

そんな使い方に特化したペンシルベイトがクオリティライフにはなかったので、急遽サンプルを作り、最低限の防水処理のみを施しました。せっかくならと以前よりテストしていたワンノッカー構造を盛り込んだものと、ノンラトルバージョンの2種作りました。同じ形で構造違いの2種に違いがあるかもこの釣行で試してみようと思い製作しました。

このペンシルの高速パニックアクションが的中し、初めての琵琶湖で初日からいい釣りができました。高速に特化したことで、ウィードも拾いづらく使い易さの面でもこの時の琵琶湖に合っていたように思います。これは行けると感触をつかみ翌日の朝一。目の前で魚体がはっきりわかるくらの水面に飛び出す激しいボイルが連発し、私はバカの一つ覚えのように高速パニックアクションを繰り返しましたが、全くルアーは見てくれませんでした。なぜかと考える中で、昨日の釣れた状況を思い返すと、釣れたタイミングが雨が降り出したり等の自然条件が非常に大きなファクターだっただけで、タイミングが合ったときが反応しているだけだたのか?と。これは釣りにおいて当然の話なんですが、下調べして状況で使えるルアーを作って行き、いい感触をつかんだと思い込んでいたこの時の自分には、いつ起こるかわからないタイミング次第となると、ただでさえ広大な湖になんだか太刀打ちできなくなってしまったような感覚になりました。なかなか来ることが出来ないフィールドだけに短期間で結果を出したいという気持ちも強かったと思います。

そんな中琵琶湖に精通した方々からお話を聞く機会があり、この時の琵琶湖はギルが少なくワカサギが多く釣果を上げている方は、I字系などのいわゆるワカサギパターン

で釣っている。むしろそれでなければ釣れないとまで言わんばかりのお話でした。I字系、ワカサギパターンの流行は知っていたものの使っていて面白みがないI字形ルアーを使う気にも作る気にもなりませんでした。しかしせっかく来た琵琶湖で、目の前でボイルされると悔しすぎて、手持ちのルアーのペラを外したりアイの位置を調整したりの改造を施し、付け焼刃で直線的なノーアクションのルアーにしてみたものの釣果に結び付けることは出来ませんでした。

そんな経験をお持ち帰りしたので、直線的なアクションのルアーに着手する流れになったのです。

面白みのないI字形のルアーをトップウォータープラッガーでも楽しく使えるI字形ルアーにするにはどうしたら良いか悩んでる中で、頭の片隅にあって表現したかったものがふとよぎり、「魚は泳ぐときに頭をあまり揺らさず尻尾が激しく動く」ということをこのルアーに落とし込んでみようと思いました。

そのアクションを表現するのに最適だと思ったのがブレードでした。まずは工房に転がっていたティティベイトのブランクにブレードを取り付けましたが、ブレードの回転がボディにも伝わってしまったので、ボディを大きくしてブレードの振動に負けないようにしようかと思いましたが、ワカサギなどのベイトフィッシュのシルエットとは遠くなってしまいます。

そのためブレードとボディの間にからワイヤーを入れて、ブレードの振動をこのワイヤーで吸収しようと思いました。そうなると必然的にブレードの種類も振動が小さいウィローリーフとなりました。

このシステムによって、ボディを揺らさず尻尾だけが忙しくバタバタしているようなビジュアルにニヤッとしたのを覚えてます。すごく理想的だったため、ここをベースとすることにしました。

と同時にこのワイヤーのおかげでブレードの自由度が上がり、ブレーキの利いた独特のポッパー的アクションも可能になり、そのアクションもすごく魅力的だったため、併せて作りこんでみようと思いました。

ボディをよりベイトに近い細身にしてみると、予想通り振動に負けてしまい、理想から遠ざかってしまいました。程よい回転力がありながら振動を抑えるためブレードを色々いじくって、今のサイズと曲げ加工を入れることで最適な回転と振動になりました。

ある程度スピード感で操作しても姿勢が崩れないようにしたかったので、すぐにブレードが水面に飛び出してしまわないように、少しずつずらしていき、最終的にアンダーブレードの位置となりました。

 

ここまでで意外とスムーズに進み、だいぶ形にはなってきていました。釣果も上々だったのですが、アンダーブレードにしたことでフックとの干渉が大きくなりフックとワイヤー、ブレードが絡みやすくなってしまいました。せっかくキャストが決まってもからんでしまっては台無しです。

ここをクリアするまでが非常に長く、今思うととても遠回りしたように思います。

リグの加工や様々なパーツをプラスして解消しようと試行錯誤しましたが、ワイヤーの動きを制限するとどこかに必ず負担がいくもので、強度面での課題も浮き彫りになってきました。それならとフックにブレードを溶接しようと思い(なかなか良かった)アクセサリー系の溶接を試したり…

ここまでで1年以上経過してしまいました。

散々試しては失敗を繰り返していましたが、強度アップの為ワイヤーを2本を合わせたパーツのサンプルを作ったところこれが非常によく、採用しようかとも思いましたが、少々かっこ悪い。しかしこのサンプルを作ったことで、これだけ幅を持たせたパーツならプレートでもいいのではないかということに行きつき試したところ、アクションを損なわず強度を上げることが出来ました。

後は素材自体の強度と厚さ別に数種類のサンプルをパーツ屋さんに依頼しテストし、

最適なところを確認する作業を経て、ようやく完成しました。

自分の中では最後に同じ時期の琵琶湖でテストし、目の前でボイルするデカバスの目の前を通して何らかの答えをもらってリリースしたかったのですが、コロナ渦でそれは叶わず。そこはユーザー様に託す形となりましたが、いずれコロナが収束したらあの時のデカバスをプレートランナーで振り向かせてやりたいと思っています。

 

 

 

あくまで試行錯誤の一部分だけですが、ルアーが出来た経緯等もご覧頂くことでルアーを使う上での楽しみが少しでも増えれば幸いです。